VI/LOGO MARK
組織体がその存在感を輝かそうとするほどに、独自のロゴ・マークはシンボルとして唯一無二が求められます。 フォルムが印象的な個性か、永続的なベーシックさか、いずれも数十年にわたり存在感を発揮します。 AI時代は類似リスクがあるだけに造形力が問われます。
[ ワンポイント講座 ]
VI(Visual Identity)=経営における想いを視覚的に表現するデザインの基準。造形を専門とする職能としての業務となる。
※CI(Corporate Identity)=企業・団体のブランド価値=理念や戦略を総合して表す基準だが、規模感も大きくコンサルタント業域であろうか。デザイン業としての業務はVIの範疇となる。Branding(=論理・信頼・情熱)と言い換えられる場合も多い。
※成熟市場において、VI or Brandingにこだわらない企業・店舗・団体は自らの付加価値を否定していることに。整えることは社内外的にも必須条件である。
業務フロー
- 1
- まずしっかりとした取り組み事情のヒアリング・・・理念とするもの、社内意識の向上、対外的信頼性、競合他社の分析、現状からの昇華など。
- 2
- 視覚としてロゴ(社名)・マーク(社章)・ロゴマーク(合体)の選択・・・よりオリジナリティが必要、普遍性優先なので基本的で良い、インパクト重視、グローバル感が欲しい、など資格訴求の要点など。
※ステートメント=企業メッセージ:Statementも併せて必須である。 - 3
- 予算の範囲・・・基礎となるロゴ・マークから規定集(レギュレーション)、名刺・封筒等のステーショナリー、サイン・車両・ユニフォーム、意匠登録等。全般における視覚化に伴う予算確保など。
- 4
- プレゼンテーション時間の確保・・・業務規模や期間によるが、ヒアリング~初回提案~絞り込み~決定案~バリエーションデザイン~レギュレーションまでの数回にわたる打ち合わせ。CIの場合はコンサルタントとの同席、VIもバリエーション展開では専門業者との同席も追加される。
- 5
- 意匠登録の可否・・・絞り込みが2~3点となった場合、業務としての必須分野での類似性チエックは不可欠。AI時代、類似性には注意が必要。
※弊社の場合は弁理士事務所と連携して対応。
留意点
- 1
- VI or Branding担当の制作会社とは複数年の付き合いとなるだけに、競合コンペなどの予算がない場合は避けるのが懸命。信頼できるならじっくりと幅広く相談しながら進めるのがコストパフォーマンスとなる。
- 2
- VI導入後の展開(広報、販促、商品化、求人など)を並行して考慮する事で、より相乗効果が期待できる。