Product Package
ネーミング、包み方、素材、機能、色彩などさまざな要素をデザインへ落とし込みます。 伝統性からトレンド性、共感度まで手に取る瞬間を想像させる商品への期待へ、あるべき存在感をまといます。 CMや店舗イメージに左右されない個としての強みが求められます。
[ ワンポイント講座 ]
Product Package=パッケージデザインとして“包む”ことと“魅せる”ことは、膨大な市場を背景に機能面や素材では重要な付加価値化の作業と言える。
※軟包装材~紙函~化成素材まで広範であり、また印刷プロセスも多様である点で、独自の市場を形成する。WEBやAIでは代れない商品の保護からブランドイメージまで、またユーザーが手にした時の感動などリアルな魅力がある。また商品開発のプロセスは競合性と創造性のエンドレスである。
※過剰包装の指摘も受ける我国だが、ブランド維持から保存(冷凍、常温、生、損傷)まで、絶対条件が満たされる中でのレベルや技術がある。
業務フロー
- 1
- まず商品の企画意図・特性・価値の把握から始まる。どういうコンセプトから生まれ、市場・購買層へどうリーチするか、どのポジションか、確かな商品イメージが必須。
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- 商品特性が確定できれば、素材・組立・機能・コスト・デザインの詳細な条件を課していく。パッケージの仕様を絞り込んでいく。
※軟包材系、紙函系、プラ容器系、保護材系など、包材形式でデザイン要素は多様に。
※メーカーへの踏みこみ方が難しいが、商品の本質へアドバイザー的立場であることも避けてはいけない。 - 3
- ネーミングも最優先、類似に留意し商標登録も踏まえて、覚えやすくオリジナリティやインパクトを持たせたい。
- 4
- 商品売価に占めるパッケージコストは、適正内で収めること。しかし強い個性・オリジナリティ演出では変わることも、商品認知の効果とのバランスで。
※併せて包装工程での工数・手数も考慮、現状のラインや作業がシンプルになればベスト。 - 5
- 商品説明ツール、ブランドカード・クーポンなど同梱の小型ツールも用意すること。
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- 商品撮影における立会い、またはスタジオ&カメラマン手配も伴う。
留意点
- 1
- 店頭販売における陳列イメージ、POP関係、担当員のユニフォーム・説明マニュアルなど、ユーザー目線で現場づくりへ配慮する。
- 2
- インバウンド時代、また類似商品があふれる中、売れる事=愛される商品こそが持続商品、ブランドへ。そのためのパッケージデザインである事へ。
- 3
- QRコード=商品の魅力を具体的に伝え、通販販売へも繋げること。